【2014.06.08】 『ほんの少し・・・』
2014年 06月 08日
こんにちは。ウィッシュ横浜です。
突然ですが、
皆さんは、自分の人生に影響を受けた出来事はありますか?
私はつい先日、すごく大きなことではありませんが、
この先『ずっと忘れないだろう』と思えるくらいの出来事がありました。
その出来事は、1枚の貼り紙に書かれた“ほんの少しの・・・”から始まった出来事です。
とある家から、
『ニャーニャー』と猫の鳴き声が聞こえてきました。
そのお家は猫を飼われているようで、
『ニャーニャー』
『ニャーニャー』
『ニャーニャー』
と家の中から鳴き声が、外まで聞こえてきます。
その泣き声につられ、ふとお家の塀に目をやると、
1枚の貼り紙に、こんな言葉が書かれていました。
『(猫の名前)です。いつも泣き声がうるさくてすいません。病気で苦しんでいるので、少し大目にみて下さい』
お家の前は小学生や保護者の皆さんが多く歩いている通学路。
『ニャーニャー』 『ニャーニャー』
多くの人が、猫の泣き声と貼り紙に足が止まるようになりました。
そんな光景が何日か経った頃、
貼り紙を見た子供たちが、猫じゃらしや摘んだお花、折り紙で作られたお魚など、
猫のお見舞いをするようになりました。
その後もお見舞いの品は増え続け、今では何とも“ほっこり”とした場所になっています。
そんな心温まる光景が生まれたのも、
猫の飼い主さんが、近所の皆さんへ“ほんの少しの心遣い”をして、
その心遣いが道を歩く方々に伝わり、“ほんの少しの優しさ”のお返しがあったのだと思います。
私は、
『日本って良い国だな』と改めて思いました。
そして“ほんの少しの心遣い”と“ほんの少しの優しさ”にあふれた街が、また好きになりました。
マナーは必ずしもルールではなく、
“相手を思う気遣い”と“少しの優しさ”、そして実行する“少しの勇気”が大切なことを教えてもらいました。
これは大きな出来事ではないけれど、本当に大切なことを学べた出来事でした。
by wish-yokohama
| 2014-06-08 18:59
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